良質な集客を叶える各種SNSの効果的な活用法

こんにちは。セールスコピーライティング普及協会、認定ライターのおぎわらです。

前回の記事を受け、「SNSの効果的な使い方をもっと具体的に知りたい」というお声がありました。

そこで今回はSNSの効果的な使い方について、もう少し掘り下げていきますね。

前回の記事はこちら▼
https://www.seminar-sells.jp/attract-prospective-customers-except-advertisement/

セミナーセールスをするにしても、一番最初の段階として躓きやすいのが “集客”。

当セミナー参加者から寄せられる質問として「そもそも、フロントに人を集められない」という声も多いです。

私自身、マーケティングデザイナーとして、各種SNSからLP・ステップメールへの導線からフロントへの誘導を多々行ってきました。

その経験を元に、SNSをどのように活かせばフロントへ繋げていけるのかについて、お伝えします。

目次

各SNSの特性と活用方法

Instagram、facebook、X(旧Twitter)等、現在は様々なSNSがあります。

前回の記事でも簡単に特性をお伝えしていますが、今日はもう少し具体的に掘り下げていきますね。

Instagram

20代~40代のユーザーが最も多く、画像で視線・注目を集められる媒体。

業種としては、女性客を集めたいビジネス(物販、サロン、コーチングやコンサル等の知識系ビジネスなど)や、グラフィック力が問われる職種(デザイナー等)での活用が効果的。

女性は、文章を読むよりも、直感や雰囲気が興味のキッカケになることが多く、視覚からアプローチできるInstagramは、女性客を集客したいビジネスにはとても向いています。

ただし、閲覧者のスワイプスピードが早めなので、見込み客の興味を引く画像を作るか、読まなくてもパッと見で目に留まるキャッチで惹きつける必要があります。

画像登録も10枚までなので、コンテンツやノウハウ等をたくさん詰め込むことはできません。

概要コンテンツとして活用し、続きをオプトLP(メールアドレス等を獲得するLP)やWebサイトへ誘導するか、Instagramプロフィール欄等に誘導して他の投稿の回遊率を上げ、フォロワーとなってもらい、フロント企画発信を見逃さないようにしてもらう等の導線づくりが挙げられます。

facebook

日本では、一般的な消費者層よりは、なんらかのビジネス活用をされているユーザーが多いのが特徴です。

年齢層としては40代>30代>50代が多く、若年層や60代以降のアクティブユーザー層は少なめです。

ビジネス活用されている方が多いという特性がありますので、個人起業家や経営者向けのコンテンツを持っており、理論や人柄、ノウハウを求める方向けの発信媒体として活用しやすいです。

例えば、男性コンサルタント、キャリア経験のある女性経営者、写真よりは文章の方が人柄や魅力を伝えやすい…という方に向いています。

また、Meta広告を使いたい方にとっては、facebookのビジネスページは必ず活用した方が良いツール。

facebookビジネスページへの訪問や「いいね」「シェア」は、そのまま広告配信する際のオーディエンスデータとして活かすことができます。

個人アカウントでいくら発信しても、広告出稿の際のデータとしては活用できませんが、ビジネスページへのアクションデータは見込み客獲得データとして広告活用可能ですので、ユーザー数の上昇が鈍化しているとはいえ、まだまだ活用できるのがfacebookなのです。

X(旧Twitter)

拡散力が高いツールとして有名なX。ユーザー数としては20代が最も多く、続いて30代・40代と続きます。

トレンド性を重視しており、元々の特性(つぶやく)があるため、セールス感が強めの投稿は敬遠されやすい傾向があります。

個人の発信ツールではなく、法人としての信頼性やビジョンを伝えるための発信として活用したり、トレンド性の高いもの、採用募集の発信も向いています。

例えば…

  • うちの会社はこんなことを大切にしています!
    →大切にしているから、こんな企画を考えてみました
  • こんな人に来てもらいたいな、こんな人が合うな
    →採用ページへ
  • こういう問題よくあるよね。こうやったら解決できたのでメモ発信します
    →セールス感の無いノウハウ提供

1人のユーザーが複数のアカウントを持つことも可能であり、個人情報を秘匿できるため、集客の質としては他の媒体に比べると低めになりがちですが、上記のような“与える発信”は好まれやすいです。

採用募集したい企業、若年層を集めたい法人、Xをよく使う特定の職業(※WEB系クリエイター等)を集めたい人には向いているツールと言えるでしょう。

YouTube

拡散力としてもSEOとしても活用できるのがYouTube。WebサイトのキーワードとYouTube動画のキーワードを揃えて利用することによって、後発コンテンツでも検索結果上位表示を狙えます。

アカウント登録しなくても閲覧できるため、Instagramは見ないけどYouTubeは見る…という人も多く、全年代の利用率は1位のLINEに続いて2位となっています。

話している雰囲気から人柄も伝わりやすいため、フロント誘導するためのツールとしてよりは、濃いファン化を狙ったファン育成ツールとして活用するのが効果的でしょう。。

利用率は30~50代がメインで、60代は低めですが、60代向けとして特化した活用方法もオススメです。

Webデザイナーとしてリサーチを行っていると、「目がかすみやすくなるため、LPは読みたくない」という声が60代前後の方から、多数寄せられます。

目で文字を追うよりも耳から聞きたい、音声検索により検索結果を聴覚情報から得る…ということが一般的にもなってきているため、50代以降の方をターゲットとしたビジネスをされる方にもとても向いています。

TikTok

10~20代の利用率が高いTikTok。個人起業家や小規模経営者さんで10~20代向けのビジネスをされている方は少ないため、提案する機会も少ないです。

「30~60秒の動画投稿」を気軽に行えるという特性がありますので、YouTubeに比べると発信のハードルは低いかもしれません。

ただ、コーチングやコンサル等のビジネスを行っている方の視点で見ると、「興味をもたせるノウハウやコンテンツを30~60秒にまとめる」という点のハードルが高いと感じやすいと思います。

簡潔にポイントをまとめ、興味を引き、さらに詳細はYouTubeへ…と繋げていく必要もあります。

  • 10~20代のユーザーが多い
  • コンテンツやノウハウを30~60秒にまとめる
  • TikTokだけで簡潔させない導線を作る

以上の3点から、コーチングやコンサルをされている方のビジネスとしてのSNS活用優先順位は下げられやすい現状かと思います。

とはいえ、他のSNSと比べ、ビジネス参入されている方はまだまだ少ないので、先行活用し目立っている方もいらっしゃいますので、今後の期待値として無視できないツールでもあります。

集めたい見込み客の年齢と傾向で導線は変わる

SNSを併用すれば、フロントへの集客を最大限活かすことができます。

美容だからInstagram、ノウハウだからブログ…ではなく、集めたい年齢層、入口として何に興味を持つか、各SNSの特性に合わせた教育の仕方を意識することによって、活用するSNSに優先順位をつけるられるようにもなるので、あれもこれもと迷わなくなります。

SNSの方向性や活かし方が決まれば、投稿内容への迷いも少なくなり、興味冷めずにフロント誘導していく導線も見えやすくなるのです。

是非、戦略立ててSNSをフル活用していきましょう。

※参照データ
令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書

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